「人間失格/太宰治」を読んだ
この正月家に帰った際、中学生のとき読んだと思われる「人間失格/太宰治」を持ち帰り、20数年ぶりに読んでみた。なんで、学校はこんな暗くて陰惨で救いようのない小説を中学生に読ませたんだろう。読書感想文書かせてどうすんだろう。この小説で中学生は何を学ぶんだろう。少なくとも、私の中には何も残ってませんでした。この歳になるといろいろ理解できるけど、まったくわからないな、日本の教育制度は(当時の)。
とりあえず、今回「人間失格」を読んで印象に残った言葉。
- 恥の多い生涯を送って来ました。
- そこで考え出したのは、道化でした。それは、自分の、人間に対する最後の求愛でした。
- 人間は、お互いの不信の中で、エホバも何も念頭におかず、平気で生きているではありませんか。
- 世間とは、いったい何の事でしょう。人間の複数でしょうか。
- いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。
なお、Netの世界の著作権関係ってどうなってるかわかりませんが、全文が載ってました。少々びっくり。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「リバー/奥田英朗」を読んだ(2024.08.15)
- 「永遠と横道世之介/吉田修一」を読んだ(2024.07.31)
- 「キネマの神様」を観た(2024.07.22)
- 代官山通信 Vol.166(2024.07.19)
- 「お帰り キネマの神様/原田マハ」を読んだ(2024.07.18)
Comments
emamさんこんばんわ。中学生のとき私も読みましたが、内容忘れました。それよりも当時やっていた、さだまさしのラジオ番組でやっていた内容のほうが良く覚えています。
Posted by: Ancient of mumu | Monday, January 24, 2005 00:53
>Ancient of mumuさん
そうなんですよ、まったく残ってなかったんです、内容が。
この正月、実家から昔読んだ本を結構持ち帰って、いろいろ読み直そうと思ってます。
PS.自分は谷村新司の文化放送「青春大通り」とか鶴光のくだらないネタの方が覚えてます...。
Posted by: emam | Tuesday, January 25, 2005 00:01
ちなみにさだまさしのラジオでは、文学作品をもじって、文庫本の紹介文風に読むってやつで、人間失格はたしか「一人の青年が自分の人生を深く考えていた。座り続けて考える青年。そのとき青年には異変が.....太宰治 作 『人間尻掻く』」ってな感じでした。くだらなすぎて覚えてます。そのほかに、「尾崎紅葉 金色夜叉」をもじって「お先食うよ、こんにゃく いやじゃ」ってのとか、いろいろくだらない投稿がいっぱいでした。
Posted by: | Tuesday, January 25, 2005 00:25
あはは、おもろい!
Posted by: emam | Tuesday, January 25, 2005 00:36