映画「姑獲鳥の夏」を観た
昨日は映画友の会のメンツ(KingboyDさん、ダメ人間2号のKMRさん、ダメ人間3号の後輩I君)で
前回の「Batman Begins」に続き、映画を観た。タイトルは「姑獲鳥の夏」。「うぶめのなつ」と読む。普通読めません。大べストセラーになった
京極夏彦さんの作品でその名前は聞いたことがあったが、小説含め京極夏彦まったくの初心者の自分は、「オカルト映画だったら、いやだな」といろいろ想像が膨らんでいた。自分は怖い映画とかTVを観ると影響を受けるらしく、寝ていていきなり、絶叫したり、話し出したりと家人は迷惑がる。まさに「憑物がつく」から観るのは止めて欲しいと言われていたが、とりあえず観た。(ちなみにこの3人は来週「
妖怪大戦争」を観るらしい。自分は行かんです)
内容は、昭和27年の東京が舞台。雑司が谷の大病院の娘が、20ヶ月も妊娠していて、いまだに出産する気配を見せないとの噂が出る。その病院には、密室から人が消えたり、赤ん坊が...と奇怪な事件が、次々と起きているらしい。
結論的にはオカルト映画ではなかったが、おどろおどろしい雰囲気、舞台がかったピンスポ的照明効果、突然現れ場面転換に意味を持つ小物のカットなどで登場人物の心理描写をうまく表現していたと思う。
感想はわからないところも多々ありつつも、面白い。映画を観たあと、飲みながら、京極夏彦ワールドにめちゃ詳しいKingboyDさん、ダメ人間2号のKMRさんに、「なぜ関口は自閉症になったのか」「久遠寺梗子はあのあとどうなったのか」「ホルマリン漬けの赤ん坊は誰の子か」「武蔵清明神社はどこにあるのか」「傷痍軍人の水木しげるとの関係は」などといった疑問点にガンガン応えていただき、一応すっきりする。(それにしても、この2人、あまりに詳しすぎる。マニアだ。でも、どこか微笑ましい)
というわけで、「この世には、不思議な事など、何も無いのかな?
すこしはあるだろ!」って感じの「姑獲鳥の夏」だった。
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Comments
金曜日は忙しすぎて昼飯も食べずに行ったのに、emamさんはさきにラーメン食べてたんですね!今回は蒲田の和鉄で食べようって約束してたのに....ところで、いろいろと忘れているところがあったので再読しようと姑獲鳥の夏を探したのですが、どうしても見つからず、また買ってきてしまいました。読み終わったらお貸しします。
Posted by: Kingboy D | Sunday, August 21, 2005 01:54
>Kingboy Dさん
言ってなかったでしたっけ。失礼しました(笑)。次回は、必ず和鉄に行きましょう。で、小説・姑獲鳥の夏はちょっと興味ありですが、うんちく量が膨大すぎて、頭に入るか心配です。でも、終わったら貸してください。
Posted by: emam | Sunday, August 21, 2005 08:20