「Blue Lagoon 1,2,3,4,5」を読んだ
Ktmr君から借りて、一気に読んだ「Blue Lagoon
1,2,3,4,5」(広江礼威氏作/小学館サンデーGXコミックス刊)。どうもアニメになってるようだけど、これ相当面白い。
基本的に海賊系の冒険アドベンチャーなんだけど、中身はぜんぜんFantasy系ではなく、利潤を追求していくために手段を選ばない過酷で残忍で残酷でどろどろした物語になっている。その様はまるで「
Kill
Bill」のように、徹底した血で血を洗うスプラッター系な描写だ。ベトナム戦役あがりのアフリカ系米国人、メカフリークなユダヤ系米国人、殺戮のTensionがどんどんあがる中国系米国人少女、そして元商社員の日本人。そこに、ロシア系や香港系やイタリア系のマフィアと日本のやくざや快楽殺人者の双子の兄弟などがからんで、それぞれの利益のため、お互いを殲滅していく。
それにしても、この漫画、反体制を標榜し、そこから生まれた反社会的なものが腐っていくことを、軽快でSpeedyにそしてBloodyにしかもしつこく描かれている。この手の作品、ほんと好きかも。まだ連載中なので、今後の展開も楽しみです。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「リバー/奥田英朗」を読んだ(2024.08.15)
- 「永遠と横道世之介/吉田修一」を読んだ(2024.07.31)
- 「キネマの神様」を観た(2024.07.22)
- 代官山通信 Vol.166(2024.07.19)
- 「お帰り キネマの神様/原田マハ」を読んだ(2024.07.18)
Comments