「旭山動物園のつくり方」を読んだ
二子玉川の紀伊国屋書店を徘徊中に、なぜか惹かれて読んだ「旭山動物園のつくり方/原子
禅(文)・亀畑清隆(写真)」。
日本最北の動物園である旭山動物園が、
寄生虫エキノコックスによる感染症を引き起こした事件を乗り越え、ついに上野動物園を抜いて、月間入場者数全国1位を達成した。
こんな動物園で働くスタッフの夢と努力と試行錯誤の日々を丁寧に描かれたノンフィクション小説がこれ。
人前で話すことが苦手だった飼育員達がお客様に動物を説明する"ワンポイントガイド"、
あるスケッチアイデアから水槽のトンネルをつくり、水中でもの凄いスピードで泳ぐペンギンの姿を見せる"ぺんぎん館"、
高さ17メートルに縄を2本張り、そこを自由に行き来するオランウータンの"空中放飼場"、
動物の食事の様子を見せる"もぐもぐタイム"など、スタッフ達の思いとか苦労とか発想とかがほんと伝わってくる。
動物達の写真も結構載ってて、なかなかいい感じの小説だった。去年行った「沖縄美ら海水族館」
も凄くよかった。また癒されに、この旭山動物園、いつか行ってみたい。
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