「Tideland/ローズ・イン・タイドランド」を観た
なぜか無性に魅かれて、「Tideland/ローズ・イン・タイドランド」
(2005/Cinema/DVD)を観た。
ざっくりした内容は、テリー・
ギリアム監督(Terry Gilliam)が"不思議の国のアリス"をモチーフにして作り上げた毒とブラックユーモアにまみれたファンタジー。
10歳の少女ジェライザ・ローズが母を亡くし、ドラッグに溺れる父とともに彼の故郷へ向かう。奇妙な隣人との交流、
ローズの友だちであるバービー人形の首との会話など、現実と想像が交錯する摩訶不思議な映像世界が繰り広げられるもの。
ドラッグ中毒者、知的障害を抱えた青年など出演する大人たちはすべて救いようのない人間ばかりで、
妄想癖のある少女とのかかわりが凄い。死臭、腐敗、幻覚、不道徳などなど、まともじゃない世界が淡々とかつ情緒的に描かれている。
テリー・ギリアム監督の映画、全部を観てきたわけではないけど、"Brazil/未来世紀ブラジル"にしろ、
"Twelve
Monkeys/12モンキーズ"にしろ、圧倒的な不条理感であり、Blackな笑いと皮肉に、どこか魅かれてきた。で、
"Tideland/ローズ・
イン・タイドランド"も、頭の中でなにかがムズムズする映画だった。正直だれかれにお薦めするような映画ではないけど、
たまにこんな不条理な映画も観て、Balanceの取れた生活をしていこう。
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