「LES ENFNTS TERRIBLES-怖るべき子供たち/Jean Cocteau-ジャン・コクトー」を読んだ
本屋をぶらついている時、なんとなく読みたくなった「LES ENFNTS
TERRIBLES-怖るべき子供たち/Jean
Cocteau-ジャン・コクトー」(角川文庫)について。
いびつな姉妹の愛、少年達の同性愛、万引き、姉の顔面に牛乳瓶を投げつける弟...社会に順応することなど知らずに、
安定感のない"部屋"に済み、好奇心と罪の意識のない残酷さに支配されている子供たちだけの世界。
なんか救いようのない世界が淡々と描かれてる。
この作品は、1929年に発表されたもの。今から約80年前の古典。大人と子ども、分かり合えない別の世界に住んでいるもの。
あの「鉄筋コンクリート」
も、分かり合えない世界を描いてた。分かり合えないけど、大人も子供も純粋さと残酷さを持ってる、ただ、それを隠せるのが大人。
今も昔もかわらないです。
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