「夜のピクニック/恩田陸」を読んだ
で、今さらですけど、「夜のピクニック/恩田陸」
(新潮文庫刊)を読んだ。
内容は、高校生たちが朝の8時から翌朝の8時まで、休憩や仮眠をはさみながら、80kmの「ひたすら歩くだけ」
という"鍛錬歩行祭"を舞台に、ある種淡々と綴られる青春小説。淡々なんだけど、そして嫌味のように爽やかな小説なんだけど、
なんかひきずりこまれましたねぇ。心に秘めた思いが伝わる瞬間、胸にグッと来たし、恋愛とは違うお互いを理解したいという思い、
なんか来ましたねぇ。
結局、自分の高校時代も、野球やったり、ギターに夢中になったり、勉強したり、謹慎になったり、
人を好きになったりふられたり、似たようなもどかしい学生時代を過ごしてて、つまらなくて、くだらない思い出が、いつのまにか、
それなりに素敵な思い出になってたりしてて...。そんなことを読んで感じました。今さらですけど、お薦めかと...。
>かつおさん、 貸していただき感謝です! 今度飲みましょう。
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Comments
遅くなりすいません!
どうです?よかったでしょ?
この不思議な感覚をいろんな人と共有したくて
貸しちゃいました。
こういう本にたまに出合えるとうれしいですよね。
Posted by: かつお | Sunday, March 25, 2007 21:16
>かつおさま
はい、名作でした...。
とりあえず、まわりの人に布教中です。
あらためてありがとうございました!
Posted by: emam | Sunday, March 25, 2007 22:39