「Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング」を観た
先日のインド出張の際、
飛行機の中で「Hannibal
Rising/ハンニバル・ライジング」 (2007/Cinema/Air)を観た。すでにThomas
Harris氏の原作を読んでいたので、だいたいのStoryはわかっていたものの、やはり映像は観たかったので、
楽しみにしていた作品のひとつ。
ざっくりしたあらすじは、1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により両親を失い、
幼い妹ミーシャとともに山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、脱走兵らがやって来て、山小屋を乗っ取られ、妹は消えてしまう。で、
終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、脱走し、パリの叔父を訪ねた。そこで彼を迎えてくれたのは、日本人女性レディ・ムラサキ。
そんな彼が成長する過程の中での報復劇が描かれている。そんな作品。
まさにThemeは、"愛する者を傷つける奴には、容赦ない制裁を"という感じ。復習、殺害や虐待の描写など、正直グロくて、
目を覆う感じ。で、過去のシリーズで描かれた彼の極端な美意識や豊富な宗教や美術に関する知識や究極の美食家への生成過程は、
あまり触れられていない。また、日本的な描写もいびつな武士道として描かれてるし、ちょっと不満が残るもの。
なんか深みが足りない気が...。
もちろん、従来の作品とは異なるものとして観れば、それなりに興奮するし、ドキドキできるのだけどね。とりあえず、
観れたのでよかった。いろいろ感じられるのはいいことかと。
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