「チルドレン/伊坂幸太郎」を読んだ
この前読んだ"ラッシュライフ"で少々はまりだした伊坂幸太郎氏。
で、続いて読んだのは「チルドレン」
(講談社文庫)。
これは、「陣内という男」を周囲にいる4人からみた物語。陣内独自の正義感が巻き起こすいくつかの騒動と小さな奇跡。
5つの短編が、時間を行ったり来たりして、連作短編に成立している。解説によると「短編集のふりをした長編小説」とのこと。なるほど。
盲目の永瀬に施しをする一般市民をみて、「なんで俺にはくれないんだよ」と陣内は普通にかつ本気で怒り出すシーン。
このくだりを読んで、自分の持ってる偏見に気づく。インドに行ったとき、物乞いの子供たちに感じたことって、
自分の持ってる偏見かもしれない。人間ちっちぇなぁ。
疲れてるときに読むといいかもです。
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