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Monday, July 16, 2007

「チルドレン/伊坂幸太郎」を読んだ

  この前読んだ"ラッシュライフ"で少々はまりだした伊坂幸太郎氏。 で、続いて読んだのは「チルドレン」 (講談社文庫)。
  これは、「陣内という男」を周囲にいる4人からみた物語。陣内独自の正義感が巻き起こすいくつかの騒動と小さな奇跡。 5つの短編が、時間を行ったり来たりして、連作短編に成立している。解説によると「短編集のふりをした長編小説」とのこと。なるほど。
  盲目の永瀬に施しをする一般市民をみて、「なんで俺にはくれないんだよ」と陣内は普通にかつ本気で怒り出すシーン。 このくだりを読んで、自分の持ってる偏見に気づく。インドに行ったとき、物乞いの子供たちに感じたことって、 自分の持ってる偏見かもしれない。人間ちっちぇなぁ。
  疲れてるときに読むといいかもです。

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