「オルカ -海の王シャチと風の物語/水口博也」を読んだ
本屋で平積みされてるたくさんの文庫本の中で、躍動するシャチの写真に、
妙にひかれたて読んでみた「オルカ
-海の王シャチと風の物語/水口博也」(ハヤカワ文庫)。
これは日本海洋哺乳類フォトグラファーの第一人者である水口博也氏が、
カナダのジョンストン海峡で5年にわたりシャチを観察し、撮影した日々を綴ったエッセイ。で、この本の中にこんな一文があった。
"シャチをはじめクジラの仲間と出会ったとき、巨大であることだけでわたしたちはある種の感動を覚える。地球上に、 これだけの巨大な体躯の生きものがともに生きているのを思うと、文句なしに楽しい。巨体の持ち主は、 同時にすばらしい知性-悟性といってもいい-を備えている。"
なんかこの言葉、わかるんだよね。10数年前、Cancun(Mexico)にあるxcaretでイルカと泳いだときに感じたイルカの体のさーっとした感覚とか、 去年行った沖縄美ら海水族館で観たジンベイザメやマンタ(イトマキエイ)が悠々と泳いでいる姿とか、 ほんとある種の感動を覚えたもの。この本読んで、日頃のわずらわしさからちょっとだけ逃避できました。
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Comments
お久しぶりです。わかります~。昔、和歌山のアドベンチャーワールドでオルカのショーを見たのですが、見ていて突然泣けてきました。心を揺さぶられるって感じで。本だけでも癒されそうですね。
Posted by: Yu | Tuesday, July 03, 2007 21:46
> Yuさま
お久しぶりです。
和歌山でオルカショーですか!素晴らしいです。
今度、遊びに行くとき、持ってきますね、この本。ぜひ、赤子とともに癒されてください。
Posted by: emam | Tuesday, July 03, 2007 23:36