「パプリカ/筒井康隆」を読んだ
高校生の頃、めっちゃはまった筒井康隆氏の小説。で、なんとなく本屋の平積みの中から
「パプリカ」
(新潮文庫)を読んだ。
この作品、アニメ映画になったことは知っていたけど、
もちろん映画もこの原作も観ていない状態。
で、あらすじは、精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞候補級の研究者/サイコセラピスト。そしてもう一つの顔は、
他人の夢にシンクロして無意識界に侵入し、そのクライアントの精神的問題の原因を夢の中から探り当てる夢探偵パプリカ。で、
人格破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー"DCミニ"をめぐる争奪戦が繰り広げられる。
この小説の魅力は、どこまでが現実で、どこまでが夢なのかが、あいまいでその境界をはっきりさせないところかと思う。
少々Eroticな味付けや「オヤジの願望」みたいなものもあるけど、奇想天外なパラレルワールド展開は、さすが筒井氏という感じ。
たまーに無性に読みたくなる筒井康隆氏の小説でした。
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