「重力ピエロ/伊坂幸太郎」を読んだ
最近ほんとにはまってる伊坂幸太郎氏(しつこい...)。
今回読了したのが「重力ピエロ」
(新潮文庫)を読んだ。
遺伝子情報を扱う会社に勤める"泉水"(この小説の語り部)と天才的な絵の才能を持つ美男子の弟"春"が、
連続放火犯を追い詰めるため、その謎解きに挑むのがこの小説。
未成年の暴行魔によるレイプ、謎のグラフィティアート(落書き)、ジョーダンのサイン入りのバット、ゴダールの映画、癌、
ストーカーの女、そして遺伝子、DNA、TTAGGG。いつもの伊坂Worldのように、淡々とした語り口とToneと文体で物語が進み、
いつものようにすべてのPartsがつながって、大きな絵が出現し、いつものようにLastでじーんとくる。で、今回は家族愛の物語。
やっぱ、この兄弟の父親が相当かっこいい。自分の目の前にあるものを信じてることの大事さを教えてくれた。そんな小説。
そんな感じで、伊坂Worldにどっぷり中。
cf.伊坂幸太郎 読破 List
- ラッシュライフ
- チルドレン
- 陽気なギャングが地球を回す
- 終末のフール
- オーデュボンの祈り
- 重力ピエロ
PS.
今朝の通勤中に、「アヒルと鴨のコインロッカー」
読了。ちょっと切なすぎ...。後でじっくり書きます。というわけで、明日から「グラスホッパー」
に突入予定。いい感じで生活にスパイスを。
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