「赤い指/東野圭吾」を読んだ
家にあったのでちょっと読んでみた東野圭吾氏の
「赤い指」
(講談社)について。
金曜の夕方、前原昭夫は妻から切羽つまった様子の電話を受け、重い気持ちで家に帰ると、庭に幼い少女の遺体が。
事件と向き合うことで、逃げてきた家族と向き合うことになるが...。
この小説、
老人介護とか引きこもりとか少年犯罪とか幼女趣味とかインターネットとかフィギュアとかいじめとか疎ましさとか嫁姑とか老人性痴呆とかとか、
現代人が直面する問題を盛り込みつつ、自己中心な家族が崩壊していく過程を描いた救いようのない物語。ま、
刑事加賀恭一郎と父との触れ合いなどはちょっとホッとするけど。ちょっと身につまされ、思うところも多いけど、あっけなく読了。
なんかサンスペンス劇場のネタになりそうな読後印象。正直、So So...。
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