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Sunday, November 11, 2007

「ロックンロール/大崎善生」を読んだ

  ぼーっとbook1st渋谷文化村通り店をうろいついてるとき、 Titleに惹かれて読んでみた大崎善生氏の 「ロックンロール」 (角川文庫)について。
  なかなか筆の進まない中年の小説家がParisに行って、恋に落ちるそんな単純な物語。ほんとそんだけの話。
  ともかくこの大崎善生氏、初めて読んだんだけど、Parisの生活や心情風景を丹念に丁寧に描写しながら、その一方で、 妄想に溢れた陳腐でコミカルな描写があまりにアンマッチ。そのGapが面白い。そして、描かれた様々な伏線たち。 Johnが撃たれた1980.12.08。中学生だった自分は、ラジオで"Power to the People"が流れまくってたことを思い出す。で、"to be a rock,and not to roll"。 ひさびさに"Stairway To Heaven/天国への階段" by Led Zeppelinが聴きたくなった。で、 "ジャパネットたかたのように親切"という言葉。これは違うと思う。そんなにやさしくない。ともかくこの人の筆力って、きっと凄いんだろな。 他の作品も読んでみようかな。

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