「ロックンロール/大崎善生」を読んだ
ぼーっとbook1st渋谷文化村通り店をうろいついてるとき、
Titleに惹かれて読んでみた大崎善生氏の
「ロックンロール」
(角川文庫)について。
なかなか筆の進まない中年の小説家がParisに行って、恋に落ちるそんな単純な物語。ほんとそんだけの話。
ともかくこの大崎善生氏、初めて読んだんだけど、Parisの生活や心情風景を丹念に丁寧に描写しながら、その一方で、
妄想に溢れた陳腐でコミカルな描写があまりにアンマッチ。そのGapが面白い。そして、描かれた様々な伏線たち。
Johnが撃たれた1980.12.08。中学生だった自分は、ラジオで"Power to the
People"が流れまくってたことを思い出す。で、"to be a rock,and not to roll"。
ひさびさに"Stairway To Heaven/天国への階段" by Led Zeppelinが聴きたくなった。で、
"ジャパネットたかたのように親切"という言葉。これは違うと思う。そんなにやさしくない。ともかくこの人の筆力って、きっと凄いんだろな。
他の作品も読んでみようかな。
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