「屈辱ポンチ/町田康」を読んだ
馬事公苑のTsutayaで、なんとなく惹かれて初めて読んでみた町田康氏の作品。
で、読んだ「屈辱ポンチ」
(文春文庫)について。
この文庫本、"けものがれ、俺らの猿と"と"屈辱ポンチ"の2話が収録されている。
簡単にあらすじみたいなことを書きたいんだけど、ともかくStoryなんて、あるようでない。最後のオチもあるようでない。
ともかく不条理で荒唐無稽で意味不明でハイテンションで道徳観がなくて、なんだこれ?っていう支離滅裂な奇譚な物語。
町田康氏って、あの町田町蔵さんのことだし、"メシ喰うな!"のINUだし、正真正銘のPunk Rocker。
Album"メシ喰うな!"がReleaseされたのは1981年。自分は思いっきり中学生で、今はなき
"Guts"っていう音楽雑誌を読みまくってて、そのころ、INUでDebutしたての町田町蔵さんが出て、あまりの過激さに衝撃を受けた。
そんな元町蔵さんの小説を今回初めて読んでみて、完全レイドバック状態。この小説を読む限り、氏の中でPunk魂は思いっきり生きてる。
とってもくだらないけど、どこかでうれしくなった小説。
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