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Monday, June 02, 2008

「ねじの回転-February Moment/恩田陸」を読んだ

  ひさびさに読んでみた恩田陸氏。 その「ねじの回転--February Moment」</>(集英社文庫)について。
  あらすじはこんな感じ。時間遡行技術を手に入れた人類が行ったことは、過去の歴史上、 人類に多大な損害を与えたと思われる人物への"聖なる暗殺"。で、歴史を大きく曲げてしまった結果、 HIDS(歴史性免疫不完全症候群:Historical Immune Deficiency Syndrome)という致死的な奇病が蔓延してしまう。人類の悲惨な運命を回避するため、時間遡行技術を管理する国連は、 歴史を修正するための特異点・転換点のひとつとして、1936年2月26日の日本の"2.26事件"を選び、再生し、 史実どおりに確定させようとする。そこで国連スタッフは、2.26事件の中心人物である安藤大尉と栗原中尉、 石原莞爾(満洲国の立役者)の3人に協力を要請して再生を開始するが、 事件の行く末や自分の人生を知っている3人にはそれぞれの思惑があった。そして、再生可能時間の中で、 2.26事件は史実とは異なる方向に進んでいく。歴史は確定され、過去は修復されるのか?
  これ、2.26事件を題材にし、Time ParadoxやTime Travellingを描いた歴史SF小説。 歴史上のできごとと未来予想図のGapがおもしろい。2.26事件に介入し、操作していく国連スタッフたちと3人の協力者の思惑のGap、 つまり修正する側と修正れる側の心理的な綱引きがおもしろい。国を思いながら逆賊として死んでいった軍人、 HIDSという人類の危機に立ち向かう国連スタッフ、事態が混乱していくさまがおもしろい。
  ともかく、恩田氏の作品って、Fantasyにあふれてる。また気になる作家が増えました。

cf.恩田陸 読破 List
- 夜のピクニック
- ねじの回転--February Moment

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Comments

先日お話しした、主役級の登場人物がスゲー多い(27人+1匹)お話『ドミノ』、まさに恩田氏の作品です。今度お持ちしますね。

Posted by: sktk | Wednesday, June 04, 2008 at 17:21

お、sktkさん
そーですか! 恩田さんでしたか。
ちょっと気になるので、ぜひぜひ貸してください。
で、最近は、岡田斗司夫氏の「いつまでもデブと思うなよ」を読了後、今朝から「真夜中のマーチ/奥田英朗」に突入しました。

Posted by: emam | Wednesday, June 04, 2008 at 23:09

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