「ウランバーナの森/奥田英朗」を読んだ
最近特にはまっている奥田英朗氏。
これも、世田谷中央図書館で借りた 「ウランバーナの森」
(講談社文庫)について。
その夏、軽井沢で過ごしていた世紀のRock Star"ジョン"は、ひどい便秘によるあまりの苦しさに病院通いを始めた。
そこに過去からの亡霊が次々と訪れ始めた。まさに日本のお盆の時期と重なって、ジョンがその昔、関わり、
すでに死んでしまっている人々が次々に登場し、生前に果たせなかったことや、ずっと気にかけていたことを、
その人々ともう一度森の中で出会うことで晴らしていくという内容。
この話、あのJohn Lennonのことが少しでも好きな人には、知ってるエピソードが満載。Ono
Yokoさんと軽井沢で過ごした話は有名だし、母親に見捨てられて育った話も有名。マネージャーとの確執とか、
気になるネタをベースに物語が進んでいく。で、全編にわたってウイットとユーモアに溢れ、あの名曲"Beautiful
Boy"が出てくる。そして自分自身の魂を見つめ、 再生していく姿にちょっと感動。軽くお薦めな本です。
cf.奥田英朗 読破 List
- サウスバウンド
- イン・ザ・
プール
- 空中ブランコ
- 東京物語
- 邪魔
- 真夜中のマーチ
- ウランバーナの森
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