「レンタル・チルドレン/山田悠介」を読んだ
三茶のTsutayaで、表紙とTitleになんかひっかかった山田悠介氏の
「レンタル・
チルドレン」(幻冬舎文庫)について。
こんな話。愛する息子"優"を病気で亡くした"泰史"と"冬美"は、P.I.という会社を訪れた。そこで行われているのは、
子供のレンタルと売買。システムは、2週間レンタルで男の子50万、女の子60万。そして買取は1千万。
メンテナンス(健康診断のこと)も1年に1度行われる。で、2人はリストの中に"優"そっくりの子供を見つけ、迷わずレンタル。そして、
翌日にはその子供の購入を決めた。しかしその1ヶ月後、"優"と名付けたその子供は、急速な衰えを見せ始める。
突然の病状に戸惑う泰史が取った行動は...。
子供を買うという発想は、まるで映画"A.I."のようだったし、急激に歳とっていく感じは、
あの"AKIRA"のようだった。話として面白いし、ひたすら追いつめられるところなんて、いい感じのホラー。でも、結末がちょっと「??」
だった。なんか消化不良気味。次はあの"リアル鬼ごっこ"を読んでみて、この作者のこと、評価してみたい。
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