« 「爪爪爪・「F」/マキシマム ザ ホルモン」を聴いた | Main | 「K.O./Rize」を聴いた »

Tuesday, July 22, 2008

「舞姫通信/重松清」を読んだ

  ひさびさの重松清氏。 三茶のTsutayaで選んだ「舞姫通信」 (新潮文庫)について。
  恋人と一緒に死に損ねた自殺志願のタレント"城真吾"。彼の一言が社会を動かす。そして、 双子の兄"陸男"を自殺で失った新米教師"岸田宏海"と、自殺した生徒を「舞姫」と崇める女生徒たち。彼らが直面することは、人は死ねる。 いつ、いつか、いつでも。
  この本は、読者に「どうして自殺してはいけないのか?」を投げかける。人には生きる権利があるのだから、 死ぬ権利だってあるということ。そして、死ねる人間と死なない人間の差はなんなのか。「死ぬこと」を考えて、「生きること」を教えてくれる、 そんな作品。いい本だと思います。

cf.重松清 読破 List
- 流星ワゴン
- いとしのヒナゴン
- 疾走
- 熱球
- くちぶえ番長
- 見張り塔からずっと
- リビング
- きよしこ
- 舞姫通信

|

« 「爪爪爪・「F」/マキシマム ザ ホルモン」を聴いた | Main | 「K.O./Rize」を聴いた »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「舞姫通信/重松清」を読んだ:

« 「爪爪爪・「F」/マキシマム ザ ホルモン」を聴いた | Main | 「K.O./Rize」を聴いた »