「半落ち/横山秀夫」を読んだ
Tsutaya桜新町店で気になり、「第三の時効」
に続いて読んでみた横山秀夫氏の
「半落ち」
(講談社文庫)について。
あらすじはこんな感じ。# 妻を殺しました #と、現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し、自首してきた。
動機も経過も明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは、頑として語ろうとしない。梶が完全に"落ち"ないのはなぜなのか。
この空白の2日間を明かしていくのが、このStory。
強行犯指導官の志木和正、検事の佐瀬銛男、新聞記者の中尾洋平、弁護士の植村学、裁判官の藤林圭吾、そして刑務官の古賀誠司。
それぞれの視点で空白の2日間を解こうとして、それぞれの壁にぶつかってしまう。で、こっちはその壁にやきもきしながら、
この小説に引き込まれてしまった。そして、最後に明かされる空白の2日間に、思わぬなにかがざーっと来た。
いやー面白かった。次はとりあえず、あの「クライマーズ・ハイ」にしてみよう。
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