「ボディ・アンド・ソウル/古川日出男」を読んだ
渋谷Book 1stで、衝動的にジャケ買いした古川日出男氏の「ボディ・アンド・
ソウル」(河出文庫)について。
で、この小説、いつものようにあらすじを書こうと思ったけど、まったく書けない...。ともかく、
この小説の主人公フルカワヒデオは、2002年11月から2003年7月のありふれた日常生活をベースにいろいろと妄想している。
読後の印象は、かつて読んだことがある町田康氏の小説のように、
支離滅裂だった。でも、冷静に読み取ると、フルカワヒデオは作家で、昔は舞台をやってて、映画と音楽が好きで、
友達のフリーターとグダグダ飲んで、編集者達と妄想な草案を共有して、霊感のあった妻の死をいまだに悲しんでいる。架空の話のようだけど、
ちゃんと実存してて、饒舌に書きまくることで、自分の魂の彷徨を伝えようとしている。意図がつかめない小説なんだけど、
その文章はImaginationとBeatにあふれ、Popに書かれ、読むものをDriveしてくれる。
天啓を受ける人物って、こういう人かも知れない。普通の小説(があるのでしょうか...)を、いつか読んでみたい。
そんな作品。
追記:本日で年内最後の出社が終了。俺、お疲れ様!!ということで、帰りにHMV渋谷でCD漁り。で、
手に入れたCD/DVD/BDは以下。後でじっくり書きます。
・ Chinese Democracy/Guns N' Roses (2008/Album)
・ 808s & Heartbreak/Kanye West (2008/Album)
・ The Shock Of The Lightning/Oasis (2008/CDS)
・ I'm Outta Time/Oasis (2008/CDS)
・ Lord Don't Slow Me Down/Oasis (2007/DVD)
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