「リアル鬼ごっこ/山田悠介」を読んだ
100万部突破という帯広告にひきよされ、
二子玉川の紀伊国屋書店で買ってみた山田悠介氏の
「リアル鬼ごっこ」
(幻冬舎文庫)について。
こんな話。西暦3000年、ある日突然、国王は"全国500万の「佐藤」
姓を皆殺しにせよ!"という7日間にわたる大量虐殺を決行した。大学生で陸上選手の佐藤翼は、父や友を殺されてながらも、
幼い頃に生き別れた妹を救うため走りまくる...。
鬼ごっこという誰でも知ってるRuleで佐藤という特定な人々を虐殺してくというIdeaは、結構面白い。でも、あの
「バトル・
ロワイアル」ほどの緊迫感はちょっとなかったし、乙一氏ほどのひんやりしたゾクゾク感はなかった。で、正直、
文章そもそもがちょっと稚拙な印象を受ける(もちろん、自分の書く文章も稚拙だけどね...)。
#ランニング状態で足を止めた#なんて文章が出てくると、ぶっちゃけ読みづらい。100部とか映画化とか、世間の話題が先行し、
自分もそれにノッて読んでみた本作。前回、「レンタル・
チルドレン」を読んだときに感じた消化不良は、本作を読んで、自分にはちょっと合わない作家さんということになってしまいました。
すみません...。
cf.山田悠介 読破 List
- レンタル・
チルドレン
- リアル鬼ごっこ
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Comments
私もまったく同じ感想を抱きました。
テイストはバトルロワイヤルから取ってるけど、緊張感とか緊迫感が全然足りないな・・・と。
あと、中学生?高校生?みたいな文体が好きになれませんでした。
この作家さんは、申し訳ないながらもう読まないですね~。
あ、遅ればせながらDVD観られました!ありがとございました!
Posted by: Jimakei | Thursday, February 19, 2009 03:01
>Jimakeiさん
あんまりディスっちゃいけないと思うのですが、俺的には思いっきりダメでした。速攻ブックオフ行き、決定です。
で、DVDは観れてよかったです。それにしても、Doblogの停止、長いですね...。
Posted by: emam | Thursday, February 19, 2009 06:28