「Awakenings/レナードの朝」を観た
1991年の今から遠い昔の公開時、映画館に観にいった「Awakenings/レナードの朝」
(1990/Cinema/TV)。今回改めて観てみた。
こんな話。1969年のN.Y.C。
重度の精神病患者を扱うBainbridge病院に就いたSayer医師(Robin
Williams)は、体を自由に動かせない患者達にボールを受け止める反射神経があることを発見した。そこで、開発され、
まだ認められていないパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与することを思いつく。で、
11歳の時から30年も半昏睡状態の患者Leonard(Robert De Niro)に、
Sayer医師は新薬L-ドーパを投与し、目覚めさせることに成功する。その後、重度の他の患者達にも新薬を投入し、
次々と患者達が目覚めだす...。
これ、実話を基にした映画。1960年代に開発され、認可前のパーキンソン病向けの新薬を、嗜眠性脳炎の患者20名に投与し、
覚醒させたが、その薬の耐性により効果が薄れていった状況が生々しく描かれている。Lenardは、失われた30年を取り戻すための、
母親への反抗、病院や先生達への抵抗、恋の目覚めなど体験するが、本当に痛々しい。なんかあらためて、ひっかかった映画だった。
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