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Monday, March 23, 2009

「町長選挙/奥田英朗」を読んだ

  「イン・ ザ・プール」、「空中ブランコ」 と続く奥田英朗氏の伊良部シリーズ。 第3作「町長選挙」 (文藝春秋)を世田谷中央図書館で借りて、速攻読破。
  この「町長選挙」は4つの短編で構成されてる。簡単に内容を書いてみると。
  「オーナー」:
  プロ野球チーム東京グレートパワーズのオーナーである大日本新聞社長の"ナベマン"こと田辺満雄は、 政財界に強い影響力を持つ人物。1リーグ制導入を認める発言で選手会にもファンにも嫌われ、連日マスコミの取材攻勢にあっていた。 ある日突然に暗闇が怖くなってしまったナベマンは、パニック障害症にかかっていく。
  「アンポンマン」:
  ITベンチャー企業ライブファスト社長の安保貴明(通称、アンポンマン)は、もの凄い勢いで事業を拡大し、 TVでその姿を見ない日はない状況。そんな安保は、"稼いで悪いか?"のサイン会で、ひらがなが書けない自分に気づいた。 伊良部の診断は若年性アルツハイマーだった。
  「カリスマ稼業」:
  女優の白木カオルは、自然体が売りで、主婦の間でカリスマ的な存在。このところ寝つきが悪く、 痩せなくてはいけないという強迫観念に囚われていた。人前で自然体を演じすために食べてしまったお菓子を速攻で消化すべく、 どこか運動できるところを探していて、たどり着いたのが伊良部総合病院だった。
  「町長選挙」:
  東京から数時間の船旅という離島 千寿島。この島では、小倉と八木という2人の有力者でいて、 日々熾烈な戦いが繰り広げられている。東京都職員 宮崎は離島研修のため、この千寿島に赴任してきた。島では町長選挙の真っ只中であり、 宮崎も両陣営からどちらにつくのかはっきりしろと迫られる日々。そんな千寿島に医学会での重鎮である父の意向で、 伊良部とマユミちゃんがやってくる。

  ともかく相変わらずの伊良部の傍若無な暴走ぶりは最高なんだけど、 今回は登場人物のモデルとなる人物がすぐにわかる内容。渡邉恒雄氏と堀江貴文氏と黒木瞳氏に、伊良部がからんでくと思うと思わず、 ニヤッとしてしまう。作者の奥田英朗氏、彼らに訴えられないのかななんて、思ってしまうほど。で、いずれの話も、 最後はいい話でまとまってて、どこか爽やかな気分にさせてくれるこの伊良部シリーズ。読んでる僕らも治療してもらってる。 これからも続けてくださいませ。

cf.奥田英朗 読破 List
- サウスバウンド
- イン・ザ・ プール
- 空中ブランコ
- 東京物語
- 邪魔
- 真夜中のマーチ
- ウランバーナの森
- 最悪
- ララピポ
- ガール
- 町長選挙

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