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Monday, April 13, 2009

「実験4号 -後藤を待ちながら/伊坂幸太郎」を読んだ

  ほぼ完読してしまった伊坂幸太郎氏。 世田谷中央図書館で4ヶ月待ちで借りた「実験4号 -後藤を待ちながら」(講談社)について。
  これ、Theピーズの曲「実験4号」 に捧げられた短編小説"後藤を待ちながら"(by 伊坂幸太郎)と映像作品"It's a small world"(by 山下敦弘)のコラボ作品。で、今回図書館で借りれたのが短編小説のほうのみだったので、これについて書いてみる。
  こんな話。今から100年後、温暖化のため火星への移住計画の進んだ地球が舞台。 火星へ行ってしまったGuitar後藤の帰りを待つロックンロールのBand MemberであるBass柴田とDrums桑原。彼らは、 "ジャカジャカ"がメジャーな今、過去の遺物となってしまった音楽"ロックンロール"を演奏する時代遅れな3人組。ある日、 柴田と角倉は100年前に存在したロックバンドの記事を手にする...。
  まさか、下品でくだらなくて、怠惰で、でも人間くさくて、照れくさそうで、 かっこいいあのTheピーズに捧げられた小説があるなんて、ちょっと感動。で、この短編小説に出てくるとあるBandに関する記事も、 雑誌"Rockin' on Japan"を元ネタに書かれてて、自分も読んだことあるInterview記事ばかり。 アビさん脱退の記事とか、ハルがBandを止めて料理人になった話とか、自分もよーく知ってる逸話ばかり。で、Theピーズは、 自分にとっても大事なBandのひとつ。#シニタイヤツハシネ#なんて、もう言うことないくらいイカシタ曲だ。無性にこの「実験4号」 が入ってるAlbum「リハビリ中断」が聴きたくなった。
  というわけで、伊坂幸太郎はますます信じられる。
 
cf.伊坂幸太郎 読破 List
- オーデュボンの祈り (2000/2003)
- ラッシュライフ (2002/2005)
- 陽気なギャングが地球を回す (2003/2006)
- 重力ピエロ (2003/2006)
- アヒルと鴨のコインロッカー (2003/2006)
- チルドレン (2004/2007)
- グラスホッパー (2004/2007)
- 死神の精度 (2005/2008)
- 魔王 (2005)
- 魔王(文庫) (2008)
- 砂漠 (2005/2008)
- 終末のフール (2006)
- 陽気なギャングの日常と襲撃 (2006)
- フィッシュストーリー (2007)
- 絆のはなし/伊坂幸太郎x斉藤和義 (2007)
- ゴールデンスランバー (2007)
- 実験4号 -後藤を待ちながら (2008)
- モダンタイムス (2008)

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