「実験4号 -後藤を待ちながら/伊坂幸太郎」を読んだ
ほぼ完読してしまった伊坂幸太郎氏。
世田谷中央図書館で4ヶ月待ちで借りた「実験4号
-後藤を待ちながら」(講談社)について。
これ、Theピーズの曲「実験4号」
に捧げられた短編小説"後藤を待ちながら"(by 伊坂幸太郎)と映像作品"It's a small world"(by
山下敦弘)のコラボ作品。で、今回図書館で借りれたのが短編小説のほうのみだったので、これについて書いてみる。
こんな話。今から100年後、温暖化のため火星への移住計画の進んだ地球が舞台。
火星へ行ってしまったGuitar後藤の帰りを待つロックンロールのBand MemberであるBass柴田とDrums桑原。彼らは、
"ジャカジャカ"がメジャーな今、過去の遺物となってしまった音楽"ロックンロール"を演奏する時代遅れな3人組。ある日、
柴田と角倉は100年前に存在したロックバンドの記事を手にする...。
まさか、下品でくだらなくて、怠惰で、でも人間くさくて、照れくさそうで、
かっこいいあのTheピーズに捧げられた小説があるなんて、ちょっと感動。で、この短編小説に出てくるとあるBandに関する記事も、
雑誌"Rockin' on Japan"を元ネタに書かれてて、自分も読んだことあるInterview記事ばかり。
アビさん脱退の記事とか、ハルがBandを止めて料理人になった話とか、自分もよーく知ってる逸話ばかり。で、Theピーズは、
自分にとっても大事なBandのひとつ。#シニタイヤツハシネ#なんて、もう言うことないくらいイカシタ曲だ。無性にこの「実験4号」
が入ってるAlbum「リハビリ中断」が聴きたくなった。
というわけで、伊坂幸太郎はますます信じられる。
cf.伊坂幸太郎 読破 List
- オーデュボンの祈り
(2000/2003)
- ラッシュライフ
(2002/2005)
- 陽気なギャングが地球を回す
(2003/2006)
- 重力ピエロ
(2003/2006)
- アヒルと鴨のコインロッカー
(2003/2006)
- チルドレン
(2004/2007)
- グラスホッパー
(2004/2007)
- 死神の精度
(2005/2008)
- 魔王
(2005)
- 魔王(文庫)
(2008)
- 砂漠
(2005/2008)
- 終末のフール
(2006)
- 陽気なギャングの日常と襲撃
(2006)
- フィッシュストーリー
(2007)
- 絆のはなし/伊坂幸太郎x斉藤和義
(2007)
- ゴールデンスランバー
(2007)
- 実験4号
-後藤を待ちながら (2008)
- モダンタイムス
(2008)
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