「ジウIII 新世界秩序/誉田哲也」を読んだ
ほんと、はまってる誉田哲也氏。
後輩I君から借りてる"ジウ3部作"の中から、「ジウI
警視庁特殊犯捜査係」、「ジウII
警視庁特殊急襲部隊」に続き、完結編「ジウIII
新世界秩序」(中公文庫)について。
こんな話。西大井信金の立てこもり事件は、8人の殉職者と容疑者も死亡という後味の悪い終わりを迎えた。
拉致から開放された伊崎基子はSATへと呼び戻されるが、門倉美咲は基子の変化に気付く。そして、選挙戦が始まった中、
新宿東口で街頭演説中の総理大臣を標的としたテロが発生する。"新世界秩序"を唱える"宮路"と象徴のような"ジウ"。彼らの狙いは一体、
何なのか...?
第2巻で明らかになった"新世界秩序"、子供の誘拐に始まり、首相の拉致監禁と治外法権要求へと、
ほんとScaleのでかい犯罪が、新宿歌舞伎町を舞台に展開されるのが、この完結編。そんな中、
単純に強さだけを追い求めた基子とそんな基子を最後まで信じようとする美咲。
この2人の関係性と犯罪者ジウが残したMessage"我在這里"がからんで、最後はちょっと感動的な終焉を迎えた"ジウ3部作"。
一気に読んだ、ほんとに。Tempoがいいし、Speedyだし、意表な展開が素晴らしかった。
というわけで、この3部作で、さらに興味が増した誉田哲也氏。これからもちょいちょい読んでいこうと思います。
cf.誉田哲也 読破 List
- ストロベリーナイト
- ジウI
警視庁特殊犯捜査係
- ジウII
警視庁特殊急襲部隊
- ジウIII
新世界秩序
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