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Thursday, June 04, 2009

「Factory Girl/ファクトリー・ガール」を観た

  昔からめっちゃ興味あるAndy Warhol。 そんなWarhol界隈の世界を描いた映画「Factory Girl/ファクトリー・ ガール」(2007/Cinema/TV)を観た。
  こんな話。1965年NYC。Pop Art界の寵児Andy Warholが活動の拠点としたStudio"Factory"には、有名無名多くのArtistが集い、 時代の熱気と狂気を生み出していた。そんなある時、Warholは画家志望という名家の令嬢Edie Sedgwickと出会い、 彼女をFactoryへ誘う。Edieの奔放さはWarholのお気に入りとなり、彼女は一躍、 "WarholのMuse"としてCulture Sceneの注目の的となる...。
  これ、Edie Sedgwickの一瞬の輝きと儚い人生を描いたものだけど、個人的な興味の関心はやはり"Factory"の浮世離れした実態。 当時のCultureやTrend、Rock'n RollなどWarhol周辺のMovementが生み出した功績は、計り知れない。 そのThemeはCambell缶やFlowerとかAnimalとかCokeとかエンパイアーをひたすら撮り続けた映画とか、 あまりに卑近なものばかりで、今までの崇めれた風潮の強い美術や芸術を、Silk Screenという印刷手法で大量生産し、 一般ピーポまで落とし込んで、大衆化したことは、あらためて凄い。で、Warholを演じたGuy Pearceは、ほんとよかった。 「The Adventures of Priscilla,Queen of the Desert/プリシラ」、 「L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャル」、「Memento/メメント」 などでの彼の演技も凄かったけど、ひ弱で、もろくて、自己責任がなく自己愛と自己憐憫に満ちたこのWarholの姿も凄かった。 ともかくこの映画は、BDで永久保存しよう。

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