「Factory Girl/ファクトリー・ガール」を観た
昔からめっちゃ興味あるAndy Warhol。
そんなWarhol界隈の世界を描いた映画「Factory Girl/ファクトリー・
ガール」(2007/Cinema/TV)を観た。
こんな話。1965年NYC。Pop Art界の寵児Andy
Warholが活動の拠点としたStudio"Factory"には、有名無名多くのArtistが集い、
時代の熱気と狂気を生み出していた。そんなある時、Warholは画家志望という名家の令嬢Edie Sedgwickと出会い、
彼女をFactoryへ誘う。Edieの奔放さはWarholのお気に入りとなり、彼女は一躍、
"WarholのMuse"としてCulture Sceneの注目の的となる...。
これ、Edie
Sedgwickの一瞬の輝きと儚い人生を描いたものだけど、個人的な興味の関心はやはり"Factory"の浮世離れした実態。
当時のCultureやTrend、Rock'n RollなどWarhol周辺のMovementが生み出した功績は、計り知れない。
そのThemeはCambell缶やFlowerとかAnimalとかCokeとかエンパイアーをひたすら撮り続けた映画とか、
あまりに卑近なものばかりで、今までの崇めれた風潮の強い美術や芸術を、Silk Screenという印刷手法で大量生産し、
一般ピーポまで落とし込んで、大衆化したことは、あらためて凄い。で、Warholを演じたGuy Pearceは、ほんとよかった。
「The Adventures of Priscilla,Queen of the Desert/プリシラ」、
「L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャル」、「Memento/メメント」
などでの彼の演技も凄かったけど、ひ弱で、もろくて、自己責任がなく自己愛と自己憐憫に満ちたこのWarholの姿も凄かった。
ともかくこの映画は、BDで永久保存しよう。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「NHK MUSIC SPECIAL 桑田佳祐 ~JAZZと歌謡曲とシャンソンの夕べ in 神戸~ 拡大版スペシャル」(NHK)を観た(2024.08.09)
- 「伝説のコンサート レベッカ in 東京ドーム リマスター版」(NHK)を観た(2024.07.29)
- 「Uprising Live!/Bob Marley And The Wailers」を観た #2(2024.07.23)
- 「キネマの神様」を観た(2024.07.22)
- 「お帰り キネマの神様/原田マハ」を読んだ(2024.07.18)
「Pop Art」カテゴリの記事
- カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展- 美と芸術をめぐる対話@東京国立博物館表慶館(2024.07.05)
- 茅ヶ崎 #206(2024.02.02)
- T-Shirts #117 -UT:スケーターコレクション Alex Olson GraphicT-(2023.06.10)
- T-Shirts #115 -UT:花井祐介 GraphicT-(2023.05.27)
- Nakamura Keith Haring Collection 15th Anniversary Exhibition CHAOS AND HOPE/中村キース・へリング美術館「中村キース・へリング美術館開館15周年記念展-混沌と希望」展@山梨・小淵沢 #2(2023.05.12)
Comments