「傘の自由化は可能か/大崎善生」を読んだ
ひさびさに読み出した大崎善生氏。で、世田谷区中央図書館で借りた「タペストリーホワイト」に続いて「傘の自由化は可能か」(角川書店)を読んだ。
これ、大崎善生氏のエッセイ集。氏が感じたことがたくさん書かれている。また「パイロットフィッシュ」、「アジアンタムブルー」、「ドナウよ、静かに流れよ」といった今まで読んできた本が書かれたときの背景や気持ちみたいなものがわかったし、氏の作品にある切なさの少しが垣間見れた気がする。ま、正直いろんな雑誌や新聞の書かれたエッセイが集められているので、同じようなネタが繰り返されるのは、ちょっと厳しかったけど。
それにしても、バケツ一杯のムール貝の白ワイン蒸しと自家製の燻製はぜひ食べてみたいな。というわけで、大崎善生氏のDebut作「聖の青春」をまだ読んでいない。おいおい読まねば...。
cf.大崎善生 読破 List
- 将棋の子 (2001)
- パイロットフィッシュ (2001)
- アジアンタムブルー (2002)
- 九月の四分の一 (2003)
- ドナウよ、静かに流れよ (2003)
- ロックンロール (2003)
- 孤独か、それに等しいもの (2004)
- 別れの後の静かな午後 (2004)
- ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶 (2005)
- 優しい子よ (2006)
- タペストリーホワイト (2006)
- 傘の自由化は可能か (2006)
- スワンソング (2007)
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