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Monday, July 27, 2009

「月光/誉田哲也」を聴いた

Tetsuyahonda_gekkou 最近、ジワジワ読んでる誉田哲也氏。今回は、桜新町のTsutayaでみつけた「月光」(徳間文庫)を。
 こんな小説。姉"野々村涼子"が、同級生"菅井清彦"のバイクにはねられて死んだ。それは本当に事故死だったのか。その真相を知りたい妹"野々村結花"は、姉と同じ棚林高校を選び、同じ写真部を選ぶ。そこで、姉が慕っていたらしい音楽教師"羽田"の協力を得て、さらに真相を究明していく...。
 これ、凄惨で、不快で、どこまでも暗い完全犯罪小説。結花、菅井、羽田による3人の語り口で、3人に影響を与えた涼子の身に起きた事件が、時系列に錯綜しながら、事件が解明されていくというもの。その描写された様子は、本当にRealityにあふれてて、こっちにも無力さが伝わってくる。さすが、誉田哲也氏という感じ。ま、読んでて気持ちいい小説じゃないのは事実。

cf.誉田哲也 読破 List
- アクセス (2004)
- 疾風ガール (2005)
- ジウI 警視庁特殊犯捜査係 (2005)
- ストロベリーナイト (2006)
- ジウII 警視庁特殊急襲部隊 (2006)
- ジウIII 新世界秩序 (2006)
- 月光 (2006)

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