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Saturday, September 26, 2009

「Into the Wild/イントゥ・ザ・ワイルド」を観た

Intothewild 同僚Ncyさんに進められて、「Into the Wild/イントゥ・ザ・ワイルド」(2007/Cinema/TV)を観た。
 こんな話。Chris(別名Alexander Supertramp)は、裕福な家庭に生まれ、多くのものを与え続けられながら、優秀な成績で大学を卒業した。そんな彼は、大学院への学費や貯金を寄付し、ID CardとCredit Cardと現金を燃やし、車を乗り捨てて、本当の自由を求めて、一人放浪の旅に出る。彼は、労働とHitch hikeを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上し、アラスカ山脈の荒野へと分け入り、そこで見つけた捨てられたバスの車体を拠点に生活を始める...。
 この映画の監督は、あのSean Penn。前途有望な未来を捨てて、自由を選択した青年の心の軌跡を描いている。ともかく美しいアメリカの大自然の映像は圧巻だし、彼がくぐりぬける風雨や太陽の優しさと厳しさは唯一無二だし、旅の途中で出会う人々との触れ合いはかけがえのないものと時間だ。そこに、あまりに根源的で残酷さと幸せが背中合わせに横たわっている。心の中で何かがざわついた映画。観てよかった。

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