「The Kingdom/キングダム・見えざる敵」を観た
1996年に米国人も犠牲になったSaudi ArabiaでのKhobar Towers bombing(ホバル・タワー爆破事件)をベースに製作されたSuspense映画「The Kingdom/キングダム・見えざる敵」(2007/Cinema/TV)について。
こんな話。Saudi Arabiaの首都Riyadhの石油会社の外国人居住区で自爆テロ事件が発生。死傷者は300人以上にのぼり、犠牲者の中にはFBI捜査官も含まれていた。その首謀者がAl-Qaeda(アルカイダ)と関係があると推察したFBI捜査官Fleury(Jamie Foxx)は、SAでの現地捜査を志願する。そしてFleuryは、捜査期間を5日間、常にサウジ警察が同行するという条件で現地捜査の許可を受ける...。
9.11同時爆破テロ、泥沼化するイラク情勢、産油国と消費国の微妙な関係などなど、社会問題・国際問題を背景に持ったEntertainmentな要素も入れた社会派映画。それにしても、事件現場の凄惨さも凄いし、後半からLastの銃撃戦も凄く、結構な見ごたえ。で、あのハムラビ法典にある"目には目を、歯には歯を"という思想がある限り、やられたやりかえすという憎悪が止まらない。Americaの武力による弾圧は、結局負の連鎖を生み出していく。では、どうやって解決するのか...。なんか空しさが残ったDocumentary映画のようだった。
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