「ソウルケイジ/誉田哲也」を聴いた
ちょっとご無沙汰の誉田哲也氏。ひさびさに、三軒茶屋Tsutayaでみつけた「ソウルケイジ」(光文社)を読んでみた。
こんな話。多摩川土手に放置されたワンボックス・カーの中から、血塗れの左手首が発見された。で、近くの工務店のガレージが血の海になっており、この見つかった手首は工務店の主人のものと判明した。姫川玲子ら捜査一課の刑事達らによる死体なき殺人事件として捜査が開始された。
この「ソウルケイジ」は、前作「ストロベリーナイト」の続編にあたるもの。主人公の"姫川玲子"、捜査上彼女と対立する"日下"、彼女も気になる部下"菊田"、彼女を慕う"井岡"や監察医の"國奥"、そして頼りになる上司"今泉"とか、相変わらずいいキャラが揃ってる。それにしても、血まみれの手首の殺害Sceneは、目を背けたくなるほどめちゃめちゃエグかった。
というわけで、このSeries、とても読みやすい文章で、グイグイ読んでしまう。父性という重いThemeを扱いながらも、各登場人物のキャラとStoryと文体がすっきりしているのは、素晴らしい。こんなEntertaiment小説、たまにはいいです。
cf.誉田哲也 読破 List
- アクセス (2004)
- 疾風ガール (2005)
- ジウI 警視庁特殊犯捜査係 (2005)
- ストロベリーナイト (2006)
- ジウII 警視庁特殊急襲部隊 (2006)
- ジウIII 新世界秩序 (2006)
- 月光 (2006)
- ソウルケイジ (2007)
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