「誰も守ってくれない/Nobody To Watch Over Me」を観た
ナイジェリアからドバイへ向かう飛行機の中で観た日本映画「誰も守ってくれない/Nobody To Watch Over Me」(2009/Cinema/Air)について。
こんなStory。幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕される。その瞬間から容疑者の家族は、マスコミや世間の目を避けるため警察の保護下に置かれ、中学生の妹 船村沙織の担当は刑事の勝浦(佐藤浩市)に任される。ホテルや自宅アパート、友人(木村佳乃)のマンションを転々とするが、マスコミの執拗な追跡に行き場を無くした勝浦は、かつて担当した事件の被害者家族(柳葉敏郎・石田ゆり子)が営む伊豆のペンションに身を寄せる。そこへ沙織のボーイフレンドが駆けつける...。
この映画、加害者の保護の視点で描かれていて、そこに被害者の観点が入ってきて、そのハザマで悩む刑事 勝浦を通して、複雑な人間と心理が描かれている。各俳優さんの実力もそうですが、やはりStoryと脚本の勝利ですね。ネット上でくり広げられる無責任な暴言とか、完全に暗い話で、この少女は今後どうなっていくんだろうという印象だったけど、やっぱり面白かった。日本の映画とかドラマはめったに観ないけど、案外お勧めかも。
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