「Youth Without Youth/コッポラの胡蝶の夢」を観た
あのFrancis Ford Coppolaがひさびさに監督した映画「Youth Without Youth/コッポラの胡蝶の夢」(2007/Cinema/TV)を観てみた。
こんな不思議なStory。1930年代、人生の末期を迎えた言語学者Dominic(Tim Roth)は、自身の言語学の研究も未完のまま、かつて愛した女性Laraを忘れられずに、孤独な日々を送っていた。そんな復活祭のある日、彼は突然雷に打たれ、病院に収容される。奇跡的に命をとりとめた彼は、驚異的な頭脳と歯が生えかわるなど若い肉体に復活していた。そんなDominicの超常的な若返りを追うナチスから逃れるために、Dominicはヨーロッパ中を逃走していた...。
この話、人生をやり直すChanceをもらった年老いた言語学者がたどる不思議な物語。なんか会社や社会や家庭に押し付けられた人生をやり直すなんて、ぶっちゃけ人間誰もが密かに願ってることを具現化している感じ。ま、Lastは、そりゃそうだろなという結末なんだけど、まさにコッポラ自身の欲求を投影していて、ふむふむという感じ。不思議な浮遊感を感じられる映画だった。
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