「ブルータスの心臓/東野圭吾」を読んだ
ジワジワはまり出した東野圭吾氏。で、桜新町のTsutayaで気になって読んでみた「ブルータスの心臓」(光文社文庫)について。
こんな話。産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける"末永拓也"。会社から将来を嘱望される末永は、オーナー仁科家の末娘"星子"の婿養子候補になるが、恋人"康子"の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄"仁科家直樹"から、同僚の"橋本"とともに、共同で康子を殺害する計画を打ち明けられる...。
この話、登場人物がどんどん登場してちょっと誰が誰だかわからなくなりつつも、東京・名古屋・大阪といった距離をまたがったアリバイ工作など、さすが東野圭吾氏なStoryになっている。それにしても、この話の登場人物はみな、出世とか世渡りとか将来の金銭とか愛欲とか政略結婚とか、自分のことだけを考えている奴ばかり。とっても不愉快になりつつも、人間のエゴをこれでもかと掘っている。公衆電話によるやり取りなど、若干の古さは感じつつもいい長編推理だと思います。
多作な東野圭吾氏。これからもジワジワ読みたい作家のひとり。
cf.東野圭吾 読破 List
- ブルータスの心臓 (1989)
- パラレルワールド・ラブストーリー (1995)
- レイクサイド (2002)
- 時生 (2002)
- 容疑者Xの献身 (2005)
- 赤い指 (2006)
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