「Red Dust/レッド・ダスト」を観た
アパルトヘイト廃止後の南アフリカの民族和解委員会の聴聞会を題材とした映画「Red Dust/レッド・ダスト」(2004/Cinema/TV)を観た。
こんな内容。アパルトヘイト廃止後の南アフリカ(ZA)では、民族和解委員会の聴聞会ですべての罪を告白することで、犯罪者がその罪からの恩赦を受けていた。ある事件で、南アで育った弁護士のSarah Barcant(Hilary Swank)は、N.Y.Cから南アに戻り、元警官の恩赦申請に異議を申し立てた黒人政治家Alex Mpondoの弁護を担当することになる...。
思い出したくない過去と忘れることができない過去。これがBalanceよくまとまった映画になっている。それにしても、この過去の罪を告白すれば無罪にあるというこの南アの制度って、恐ろしいというか信じがたいもの。アパルトヘイトによる人種間の溝を埋めるための制度のようだけど、真実を知るために無罪放免になるやり方が、あまりに理不尽な気がした。そこまでしないと、真実が闇の中に葬られる国って、そら恐ろしい。アパルトヘイトについて無知であることも、問題だ。
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