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Wednesday, March 03, 2010

「Midnight Express/ミッドナイト・エクスプレス」を観た

Midnightexpress Alan Parkerが監督し、Oliver Stoneが脚本、Giorgio Moroderが音楽を書いた名作「Midnight Express/ミッドナイト・エクスプレス」(1978/Cinema/TV)を観た。
 こんなあらすじ。USAと中東諸国との間で緊迫した国際情勢が続いている70年代。America人旅行者Billy Hayesは、ほんの出来心で、イスタンブール空港からUSAへ麻薬を運び出そうとしていた。しかし、Billyは麻薬不法所持と密輸の罪で、トルコ当局に逮捕され、刑務所に投獄されてしまう。恐怖と寂寥感にさいなまれる中、同じ刑務所内で出会った2人のAmerica人JimmyとEricに、Billyは励まされていた。そんな中、Billyの刑務所に駆けつけてきた父や弁護士、アメリカ領事館の助けを借りて挑んだ裁判で、4年の刑を宣告されてしまう...。
 これ、実際に、トルコ刑務所に投獄され、地獄のような獄中生活と理不尽な裁判制度に陥ったAmerica人旅行者が書いた実話に基づいているもの。淡々と描写されいているものの、ほんとうに恐怖な体験が伝わってくる。緊迫した国際情勢の中で、America祖国からも見放され、トルコという異国の独房で絶望的な日々を送り、遂には脱獄を実行するといったものだけど、ともかく凄まじい。特に凄まじいSceneは、ガラス越しに触れられない恋人を前に自慰を行う面会のところ。廃人同然の精神病棟でのSceneだけど、これはいたたまれなかった。ともかく、揺さぶられた映画だった。

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