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Friday, April 02, 2010

「Che:Part Two-Guerrilla/チェ 39歳 別れの手紙」を観た

Che0Che2 あの革命家"Ernesto Rafael Guevara de la Serna/チェ・ゲバラ"の半生を描いた伝記映画「Che/チェ」。この2部作のうち、先日観た「Che:Part One-The Argentie/チェ 28歳の革命」に続き、「Che:Part Two-Guerrilla/チェ 39歳 別れの手紙」(2008/Cinema/TV)を観た。
 後半はこんな話。1965年、キューバ革命を奇跡的成功へと導いた"Ernesto 'Che' Guevara "(Benicio del Toro)は、「サトウキビ農場の視察に行く」と言い残し、姿を消した。で、盟友Fidel Castroがキューバ共産党中央委員会の場でCheの手紙を公表する。Cheは、キューバでの地位や市民権をすべて放棄し、再び革命の旅を始めるという。そして1966年、別の男に装扮したCheは、11月ボリビアに入国する。そこはアメリカと強固な関係を築くバリエントス大統領の独裁政権のもと、農民やインディオたちは圧政と貧困にあえいでいた。Cheのもとに次々と革命に燃える戦士が集まるが、ボリビア共産党の援助が絶たれ、ゲリラ軍は急速に孤立し迷走していく...。
 しっかし、この後半は本当に悲しい。キューバ革命後も世界の革命を指導することに闘志を燃やすCheの死までを、衝撃的に描いているんだけど、ともかくつらい。キューバ革命のときのように、ゲリラ兵を訓練し、農民に敬意を払って信頼を得て、味方に引き入れようとするんだけど、ことごとく失敗する。そして、撤退もせず、少なくなった兵士を抱えて、最後まで戦い抜こうとする姿は本当に痛々しい。やはり、戦略がないと勝てないということなのか..。
 ともかくこの映画を監督したSteven Soderberghって、いい監督だな。いつか観ようと思ってる「Traffic/トラフィック」を、まずは観ないと...。

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