「武士道シックスティーン/誉田哲也」を読んだ
それなりにずっと読み続けている誉田哲也氏。今回は、文庫本化された「武士道シックスティーン」(文春文庫)について。
こんな話。あの宮本武蔵を心の師とし、鉄アレイと五輪書を手放さない剣道エリートの"香織"は、とある中学最後の剣道大会で、無名選手の"早苗"に負けてしまう。この早苗はひょんなきっかけで日舞から剣道の世界に飛び込み、勝利にこだわらず「お気楽不動心」で、剣道に向き合ってきたが、一方の香織は、この敗北の悔しさを片時も忘れられない。水と油の2人が同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが...。
柔の早苗と剛の香織が、青春を剣道にかけた痛快青春小説。しかも、この2010年の春に映画化されたもの。2人の話が交互に描かれている構成。剣道知識の無い素人の自分が読んでも、ともかく読みやすくて、読んだ後の爽快感がたまらない。2人とも勝負することと楽しむことの溝に陥って、悩んでる。それがともかくすがすがしい。一気に読んでしまった。
で、今まで読んできた誉田哲也氏の作品って、結構残酷でグロテスクで救いようがない警察小説とかオカルトとかが多かった。でもこの「武士道シックスティーン」はまったく違う。大学生のときに読んだ村上龍氏のあの「69 sixty nine」に通じる気持ちのよさだった。こんな青春小説も結構好きかも。ちなみにこの武士道シリーズは、現在3作ある。おいおい「武士道セブンティーン」と「武士道エイティーン」も読んでみたい。
cf.誉田哲也 読破 List
- アクセス (2004)
- 疾風ガール (2005)
- ジウI 警視庁特殊犯捜査係 (2005)
- ストロベリーナイト (2006)
- ジウII 警視庁特殊急襲部隊 (2006)
- ジウIII 新世界秩序 (2006)
- 月光 (2006)
- ソウルケイジ (2007)
- 武士道シックスティーン (2007)
- シンメトリー (2008)
- ハング (2009)
- インビジブルレイン (2009)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「イノセンス/誉田哲也」を読んだ(2026.02.18)
- 「架空犯/東野圭吾」を読んだ(2026.02.12)
- 「普天を我が手に 第二部/奥田英朗」を読んだ(2026.02.03)
- 「消える息子/安東能明」を読んだ(2026.01.28)
- 「逢魔が時に会いましょう/荻原浩」を読んだ(2026.01.23)


Comments