「かもめ食堂/群ようこ」を読んだ
駒沢公園で本を読もうと思って、立ち寄った公園近くの住吉書房。そこで店員さんの手書きPopにひっかかり、読んでみた群ようこ氏の「かもめ食堂」(幻冬舎文庫)について。
こんな話。フィンランドのヘルシンキの街角にある"かもめ食堂"。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る"おにぎり"。けれども、食堂はいつもガラガラで、お客といえば、日本おたくでガッチャマン好きのフィンランド青年トンミだけ。そんなある日、かもめ食堂に、訳ありな日本人女性ミドリ、そしてマサコがやってくる。で、3人で"かもめ食堂"をきりもりすることになるのだが...。
映画にもなった小説とのこと。で、いい意味で文章はダラダラと続いていくんだけど、ダラダラした中にも、それなり事件が起きて、ちょっとだけハラハラする。宝くじが当たったり、勢いで日本を飛び出した人々がフィンランドで出会うという設定も、普通で考えると、ありえねぇ~状態。でも、この小説の中では、あるかもねぇ~みたいな気分にさせてくれる。ともかく幸福な気持ちになれる小説。せっぱつまった気分や高まりがちな体温をさげてくれました。
追記:本日5/24(月)-26(水)まで、2泊3日の中国・上海出張へ。数えたら、中国は16回目、上海は15回目の出張だ...。で、今日は、羽田から上海虹橋空港へ行くので、成田に行くよりは若干楽かも(ま、大雨が降ってて、参ったけど)。それにしても、上海万博が開催中で、警備も結構厳しいし、ホテルも混んでるらしい。とりあえず、行ってきます。
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