「The Siege/マーシャル・ロー」を観た
N.Y.C.で発生した大規模テロの脅威とどう対峙していくかを描いた映画「The Siege/マーシャル・ロー」(1998/Cinema/TV)について。
こんな話。FBI特別捜査官 Anthony Hubbard(Denzel Washington)は、Busの乗客を人質に取って立てこもる現場に到着した。到着してすぐにBusに仕掛けられた爆弾が爆発したが、本物ではなくペンキ爆弾で、人質に取られていた乗客は青いペンキまみれになった。だがその後、FBIは実行犯Groupから、「US政府によって中東で拉致されたシーク派/Sheikの教主Ahmed Bin Talalを釈放するように、しなければテロは続発するだろう」という警告を受け取った。そして、警告後最初のテロは、乗客満載のBus。Hubbardは、人質となった乗客から子供のみを解放させる事に成功するが、次に老人を解放させようとした瞬間、Busは人質もろとも爆発した...。
これ、大規模テロに伴い、戒厳令が引かれたN.Y.C.が舞台。戒厳令発令の元、銃を構えた兵隊が列をなして闊歩し、戦車が通りを走る事態が描かれている。で、この映画の凄さは、このあと2001年に起きた同時多発の予兆になってしまったこと。起きてはいけないことが、実際に起きたことがやっぱり凄い。テロの恐さと起きたときの自由が失われる恐さを同時に描いた秀作。Denzel WashingtonやBruce Willisといった有名な出演者よりもStoryのよさが、ひっかかった。
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