「重力ピエロ」を観た
ずいぶん前に伊坂幸太郎氏の原作を読んでる「重力ピエロ」。あらためて映画版「重力ピエロ」(2009/Cinema/TV)を観てみた。
あらためてこんなあらすじ。仙台の街で、連続放火事件が起きていた。その放火現場の近くには必ず、奇妙なグラフィティアートが描かれていた。レイプという辛い過去を抱えた"奥野泉水"と"奥野春"の2人の兄弟は、この事件の謎解きに乗り出す。そんな中、グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なLinkに気がつく...。
家族の絆の強さとか、レイプという悲しい過去にどう落とし前をつけていくかといった原作の持つ複雑なStoryを上手に再現している。しかも淡々と、でも時には感情豊かに、描かれていて、結構引き込まれてしまった。これは、監督と脚本の割り切りの良さによるものだと思う。合わせて、泉水と春とその父親"正志"を演じた役者さんの演技力も秀逸。家族が抱えた難しい状況を、透明感を失わず演じていた。
というわけで、あんまり観ない日本映画だけど、好きな作家さんの作品はたまには観てみよう。
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Comments
この日本にはびこっている人を恥さらしにする精神的なレイプ行為はなんとかならぬものだろうか?
あまりにも下品で品がないですね。
私は引いてしまいます。
Posted by: ドンドン | Friday, August 27, 2010 07:32
>ドンドンさん
はい、同感です。
Posted by: emam | Friday, August 27, 2010 23:22