「The Climber's High/クライマーズ・ハイ」を観た
以前に原作を読んで、いつか映画版も観たいと思ってた「The Climber's High/クライマーズ・ハイ」(2008/Cinema/TV)を初めて観てみた。
あらためて簡単なあらすじ。1985年8月12日の夏の日、御巣鷹山にジャンボが堕ちた。同僚の"安西耿一郎"と県内最大の難関である谷川岳衝立岩登攀を登るはずだった地元紙・北関東新聞の遊軍記者"悠木和雅"は、この日航ジャンボ機墜落事故関連の紙面編集を担うの日航全権デスクに任命される。北関東新聞社にとって、「大久保・連赤」以来となる大事件を抱えた悠木和雅は、次々と重大かつ繊細な決断を迫られていく...。
重厚な原作を、うまく強弱つけながら再現されたこの映画。登山中に興奮が極限に達し、恐怖が薄れる瞬間の精神状態を差す言葉が、この作品のTitleになっているけど、この"クライマーズ・ハイ"な状態に陥った記者たちの奮闘と苦悩と汗臭さと悔しさが画面を伝わってくる。Storyのよさもあるけど、出演した役者たちの演技力で、最期まで押し切れらた感じ。
それにしても、この日航ジャンボ機墜落事故。高校生だったあの時、その墜落現場に行った記者たちの写した悲惨な写真が載った週刊誌とかを買い漁っていた。興味本位だったかもしれないけど、どうしても見たかったし、覚えていたかった。明日は8月12日。あれから25年近くがたったけど、絶対風化させてはいけない事故だと思います。
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