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Thursday, October 14, 2010

「Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング」を観た #2

Hannibalrising 3年以上前のインド出張の際(あ、11月中旬に3回目のインド出張が決定!)、飛行機の中で観たHannibal Rising/ハンニバル・ライジング」(2007/Cinema/TV)。今回、もう一度、観直してみた。
 こんな話。1944年のLithuania。名門Lecktor家の血を引くHannibal Lecktorは、ソビエト軍とドイツ軍の戦闘により両親を失い、幼い妹Mischaと共に隠れ家の山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、敗走してきた対独の脱走兵らがやって来て、山小屋は彼らに乗っ取られしまう。やがて食料が尽きてしまうと、妹Mischaは消えてしまう...。終戦の8年後、Hannibalは、ソ連の孤児院となったLecktor城に送られるが脱走し、Parisの叔父を訪ねた。そこでHannibalを迎えてくれたのは、日本人女性の未亡人Lady Murasakiだった...。
 この映画は、今後、世紀の殺人鬼となるHannibal Lecktor博士の幼少から青年期を描いた作品。前回観たときも思ったけど、Lecktor博士の持つ極端な美意識、豊富な宗教や美術に関する知識、究極の美食家への過程みたいなものは、あまり描かれていない。あくまで愛するMischaを失ったことに対する報復劇が中心。殺害や虐待の描写は、本当にえげつなく、目を覆うばかりの映像が続く。日本刀といった日本の武士道の描き方もまあまあだけど、生首といったかつて日本にあったグロテスクな風習も、それなりにうまく取り込まれている。
 というわけで、2度目の「Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング」。えげつないけど、心のどこかにひっかかる映画だった。

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