「本格科学冒険映画 20世紀少年 第1章 終わりの始まり・第2章 最後の希望・最終章 ぼくらの旗」を観た
前から気になってた浦沢直樹氏による漫画作品「本格科学冒険漫画 20世紀少年」。この漫画をBaseにした3部作の映画「本格科学冒険映画 20世紀少年 第1章 終わりの始まり・第2章 最後の希望・最終章 ぼくらの旗」(2008-2009/Cinema/TV)を観てみた。
こんなあらすじ。高度経済成長の1970年代。そんな時代にいた少年たちは、こんな未来を空想していた。地球滅亡をもくろむ悪の組織、空港は爆破され、巨大ロボットが細菌兵器を撒きながら、東京を破壊する。そんな悪に立ち向かい、仲間たちと一緒に正義のヒーローになることを想像していた。こんなくだらない物語を、"よげんの書"と少年たちは名づけたが、大人になるにつれて、そんな空想の記憶は薄れていった...。そして1997年、大人になったケンヂは、突然失踪した姉の娘カンナを養いながら、コンビニを営むという平凡な日々を送っていた。そんな中、得意先の大学教授一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を呼び覚まさせていき、世界各地の異変が、幼い頃空想した"よげんの書"通りに起こっていることに気づく。そして、この事件に絡んでくる謎の人物"ともだち"によって、すべての歯車は回り出した...。
T.Rexのあの名曲「20th Century Boy」に載せながら、殺人ウィルスにより全世界の人口の半数の人々が感染し死亡し、ともだちは邪魔者や裏切り者を絶交という名の殺害が行われる。なんとなく日本映画っぽい泥臭さと惜しい中途半端さは否めないものの、3作に渡る大プロジェクト映画になっている。ただ、草むらの秘密基地、お面、駄菓子屋の婆さん、アポロの月面着陸、太陽の塔を模したともだちの塔など、自分がその場にいた昭和があった。これは懐かしいんだけど、どこか違和感を感じる。本当にこんな世界があったのか、記憶がおぼつかなくなってる。そんなことを感じながら、3作合計の7時半をほぼ一気に堪能。満喫しました。
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