「Oceans/オーシャンズ」を観た
それなりに好きなNature系のDocumentary映画。今回観たのは、海の生物をThemeにした「Oceans/オーシャンズ」(2009/Cinema/TV)について。
これ、北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海など、世界各地の海に生息している生物たちの姿をそのままとらえてる映画。猛スピードで泳ぐイルカ、ゆったりと泳ぐマンタなどなど、海に生きる命のまぶしさにあふれている。
で、この映画の難しさは、自然保護と捕食の関係。確かにウミガメの赤ちゃんが鳥に襲われたり、あざらしがシャチに襲われたりと弱肉強食を描いたシーンはつらいし、ハラハラする。一方で、漁を行う人間の姿、特にフカヒレ漁において、ヒレを切り落とされたフカが海に捨てられるシーンは、おぞましいし、嘆かわしい。でも、漁自体は、昔から行われているし、私たちはその恩恵を受け、食卓に並んだ魚たちを美味しく食べている。自然保護が行き過ぎると、生態系と生物種の保全の名のもとに行われるシーシェパードのような極端な海賊行為を、そのまま認めることになってしまう。これは本当に難しい問題。
やはり、動物や魚たちに感謝しながら食べることが大事だと思うし、必要以上に捕獲しないようにすることが大事かなって思った。ともかく、行き過ぎとか極端というのが、すべてのバランスを壊すということ。ぼーっと観ながら、いろんなことを考えさせられた映画だった。
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