「Synecdoche,New York/脳内ニューヨーク」を観た
なんとなく面白そうだったので観てみた「Synecdoche,New York/脳内ニューヨーク」(2008/Cinema/TV)について。
こんなあらすじ。劇作家Caden Cotard(Philip Seymour Hoffman)は、画家の妻のAdele、娘のOliveとともに、3人でN.Y.で暮らしていた。しかし、無気力に舞台演出を続ける夫Cadenに失望したAdeleは、Oliveを連れて、家を出てしまう。劇場の受付嬢のHazelは、落ち込むCadenを支えるが、CadenはAdeleに未練を残して続け、2人の間は自然消滅してしまう。そんな不運続きのCadenに、マッカーサー・フェロー賞受賞の知らせが届く。人生に行き詰っていたCadenは、自分の頭の中にある"もうひとつのNew York"を、現実のNew Yorkの中に作り出すという舞台に、その賞金をすべて注ぎ込むことを決めた...。
自分の人生を再生するために、自分の頭の中にあるNew Yorkを現実に作り出すという不思議で予測不能な映画。このもう1つのNew Yorkを再現する舞台には、自分自身の別人格を演じた俳優も出てきて、どんどん収拾がつかなくなっていく。実生活と舞台が混然としていき、人間関係も混沌としていく。まさに妄想入り混じって、観ているこっちも、その内容を理解するのが正直難しくなっていった。
そもそも人間の頭の中って、そんな単純なものじゃないってことをあらためて感じた映画だった。ともかく、邦題の「脳内ニューヨーク」とは、よく言ったもんだ。
追記:
それにしても、夕べ22時半ごろに発生した静岡を震源とする地震には、本当にびっくりした。東北、長野、静岡と自分の住む東京を取り囲むように、地震が起きている。ほんと、まいったなぁって気分に。で、今までちゃんと準備していなかった避難袋をはじめて準備。インターネットを見ながら、カップ麺、水、薬、わんこ達の服やトイレシートや予備のリードやドッグフード、レインコート、下着、ラップ、テレホンカード、カッターナイフ、ライター、ロウソクなどを詰め込む。電池を交換しても、懐中電灯がつかなくて、ちょっと焦る。ラジオも持ってない...。でも、避難袋を準備しているうちに、気分が落ち着いてくる。まさに、備えあれば憂いなしだ。
で、今朝も4時過ぎに目が覚めた。だんだん、起床時間が早くなっていく気がする。東京電力のホームページで、今日の計画停電を見ると、第4グループは、6:20~10:00と13:50~17:30の2回が予定されてる。でも、よく読むと入っているはずの世田谷区が入っていない。ちょっとよかった。ともかく、今日は会社人生初めての自宅待機な一日。ちゃんと仕事をこなしつつ、備えていこう。
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Comments
自分も、昨夜の静岡の地震の後に、避難準備したり、避難所を確認したりしました。相当、動揺しました。怖かった。埋め立て地、本来は海であった土地であることの独特の怖さも感じます。
今現在の生活態度、震災備え、復興への取り組み。やれることをやっていきましょう。
いつも心に音楽を。
Posted by: 後輩I | Wednesday, March 16, 2011 11:30
>後輩I君
ほんと飲みに行こうとか、この本を読もうとか、このビデオを観ようとか、そんな気持ちになれない日が続いてます。さすがにジワジワと前向きにならねばと思いつつという感じですが、暗い気持ちをわんこ達は癒してくれます。
ともかく節電して、少しでも協力しようと思います。
Posted by: emam | Wednesday, March 16, 2011 18:08