「あしたのジョー」を観た
ベルリン出張の時、機内で思わず観てしまった実写版「あしたのジョー」(2011/Cinema/TV)について。
こんなあらすじ。昭和40年代、東京下町のドヤ街が舞台。毎日ケンカに明け暮れる矢吹丈(山下智久)は、丹下段平(香川照之)にボクサーとしての素質を見出されるが、少年院に収監されてしまう。その少年院でプロボクサー力石徹(伊勢谷友介)に打ちのめされた丈は、力石に勝つために段平の教えを請う。やがて、少年院を出た力石は、白木財閥の娘 葉子(香里奈)の支援の元、プロボクサーとして復帰し、連戦連勝の日々だった。一方、丈もプロデビューを果たし、力石との再対決に燃えていた。しかし、2人の間には、体重による階級の差があった...。
これ、壮大な「あしたのジョー」の物語において、少年院での丈と力石との出会いから宿命の対決までが描かれているもの。壮絶な減量とトレーニングによって、体を作り込んだ山下智久氏と伊勢谷友介氏の役者魂に、素直に感動。丹下段平を演じた香川照之氏も、さすが具志堅用高好きというだけあって、いい動きをしてる。ただこの映画のよさは、なんと言っても、原作を素直に再現しているという点につきる。変な思い込みやアレンジをかけずに、梶原一騎氏とちばてつや氏が作りあげた世界を、忠実に表現している。だからこそ、観ているこっちも素直に感動できたんだと思う。2作目とかは作らないほうが、いいと思った。
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