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Thursday, June 09, 2011

「Stand by Me/スタンド・バイ・ミー」を観た

Stand_by_me なんとなく昔から気になってた映画「Stand by Me/スタンド・バイ・ミー」(1986/Cinema/TV)。実は初めて観てみた。
 こんな話。作家Gordie Lachanceは、ある日、「弁護士Chris Chambersが刺殺される」という新聞記事に目をとめ、少年の頃の遠い過去を思い出す。Chrisは、Gordieの子供の頃の親友だった。で、舞台はGordieが12歳だった時へ。Oregon州Castle Rockの田舎町に育ったGordieは、Chris、Teddy、Vernの4人で、いつも一緒に遊んでいた。木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、煙草を喫ったり、Cardをしたりと、4人は強い連帯感で結ばれていた。そんなある日、Vernは兄たちの会話を盗み聞きし、行方不明の少年が30km先の森の奥で、列車にはねられ死んでいることを知る。死体をみつければ英雄になれると考えた4人は、線路づたいを歩いて、死体探しの旅に出かける...。
 これ、あのStephen Kingが書いた「The Body」が原作。それぞれ、心に傷を持った4人の少年たちが、死体探しの旅に出るというひと夏の冒険が描かれている。Gordieは両親から亡くなった兄と比較され冷遇されて悩み、Chrisはアル中の父と不良の兄がいることで将来を悲観し、Teddyは精神を病んでいる父に虐待を受け、Vernは臆病で太っていてノロマだった。そんなそれぞれの傷を抱えながらも、それをおちゃらけて隠している。でも、何かの弾みで、その悩みを感情の発露として吐露してしまう。そんなシーンが爽やかで、いいもんだと思った。
 それにしても、この映画で、若き日のJohn CusackKiefer Sutherlandの姿を見つけたときは、思わず二ヤリ。少年たちの初々しさがよかった映画だった。

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