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Tuesday, September 06, 2011

「大発見/東京事変」を聴いた

Tokyoincidents_daihakken この2011年6月末、Releaseされた東京事変の5th Album「大発見」(2011/Album)。前作「スポーツ」があまりに名盤だったので、期待して聴いてみた。
 ともかく曲について。M-01「天国へようこそ For The Disc」。重低音のLoopの中で、椎名林檎氏らしいJazzyな大正歌謡な世界がくり広げられてる。M-02「絶対値対相対値」。Punkでグランジでプログレな音。やりたい放題な感じがめっちゃいい。M-03「新しい文明開化」。Popで性急な音が気持ちいい。M-04「電気のない都市」。PianoやGuitarやBassといったそれぞれの音の綺麗さが伝わってくる佳曲。M-05「海底に巣くう男」。Shuffleな弾んだ音がある意味異色。M-06「禁じられた遊び」。Melodyの変化に戸惑いつつも、最後は1曲としてまとまってる。まさに東京事変の妙。M-07「ドーパミント! BPM103」。これもJazzyで弾んで、それぞれがバトルしてる音。M-08「恐るべき大人達」。AORっぽい音が気持ちいい。恐るべき大人達である事変からの再提案。Jean Cocteauの"LES ENFNTS TERRIBLES-怖るべき子供たち"を彷彿。M-09「21世紀宇宙の子」。なんか椎名林檎氏らしくないし、東京事変らしくないMelody Line。まだまだ拡大してる。M-10「かつては男と女」。Albumの中では地味な感じだけど、それだけにしっとり浸れる曲。個人的にはこのAlbumでのNo.2 Best Track。M-11「空が鳴っている」。歪んだGuitarのIntroからサビに向けての異様な開放感と刹那感がたまらない。ともかくかっこいい。個人的にNO.1のBest Track。M-12「風に肖って行け」。途中のOperaっぽい展開とか、ともかく自由奔放。M-13「女の子は誰でも」。Big Band的で椎名林檎氏の器のでかさがわかる曲。で、Bonus TrackのM-14「天国へようこそ For The Tube」。M-01の元Version。これザクッとAlbumが終わる。いい意味で逃げ切りな曲。
 というわけで、「スポーツ」もよかったけど、この「大発見」もいい。濃密でCoolで官能的でUnballanceでやりたい放題だった。各Playerの実力をお互いを信じ、しのぎを削ってる感じがいい。今、一番Liveを観たいBandかも。

● 大発見/東京事変 (2011/Album)
M-01. 天国へようこそ For The Disc
M-02. 絶対値対相対値
M-03. 新しい文明開化
M-04. 電気のない都市
M-05. 海底に巣くう男
M-06. 禁じられた遊び
M-07. ドーパミント! BPM103
M-08. 恐るべき大人達
M-09. 21世紀宇宙の子
M-10. かつては男と女
M-11. 空が鳴っている
M-12. 風に肖って行け
M-13. 女の子は誰でも
M-14. 天国へようこそ For The Tube
* TOCT-27070 2011 Toshiba-EMI Ltd.

cf.東京事変 My CD/DVD List
- 群青日和 (2004/CDS)
- 遭難 (2004/CDS)
- 教育 (2004/Album)
- 修羅場 (2005/CDS)
- スポーツ (2010/Album)
- 大発見 (2011/Album)

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